パンクロックを殺すな!~おすすめの洋楽パンクバンド10選~
ほぼパンクスプリング状態だった2017年ほどではありませんが、今年のサマソニもRancid、Zebrahead、The Interruptersなどパンクバンドが目白押しであります。
1990年代から2000年代にかけて、天下をとったパンクパンド。
今でもしぶとくパンクするパンクパンド。
ここでは、そんなパンクパンドを紹介していきたいと思います。
そんなのパンクパンドじゃねー、というツッコミは置いといて・・・(何回パンクバンド言うねん)
レッゴー!
Blink182
まずは筆者が1番好きなバンド、Blink182です。
初期メンバーの音源も良いですが、Blink182が変貌を遂げるのは、凄腕ドラマーTravis Barker(トラヴィス・バーカー)を迎えてから。
それまでのツッタンツッタン2ビート主体の曲から、バラエティ豊かなものになり大きく幅が出ます。
太いドラムのミックスは、この時代のトレンドになりましたね。
Blink182の特徴としては、ただのパンクバンドと違い、様々なジャンルを取り入れているところです。
特にアルバム『Blink182』は、パンクの垣根を越えた曲たちばかり。
あとは、適度(?)におふざけをかましてくるのも良いんですよね。
とことん著名人をバカにした『All The Small Things』のMVは最高。というか、どの曲のMVもだいたいふざけていて必見。
2015年にギターボーカルTom DeLonge(トム・デロング)が脱退したため、ALKALINE TRIOのMatt Skiba(マット・スキバ)を迎え、活動絶賛継続中です。
スキバの方が安定感はあるんだけども、やっぱりトムが良いなぁ・・・。
Green day
ロック・パンク系のバンドマンなら誰でも一度は『Basketcase』を通るのではないでしょうか?そうです、Green dayです。
メロコアブームの火付け役、その後も20年以上シーンのトップにいます。
パンクパンドってだいたい演奏や歌が荒かったりするもんですが、Green dayは安定感のかたまり。
ヴォーカルのBillie Joe Armstrong(ビリー・ジョー・アームストロング)は、Queenの『We are the champion』を軽々と歌いあげます。
コンセプトアルバム『American idiot』は、パンクに限らず次世紀にも残すべき作品だと考えております。
American Idiot (Deluxe) [Explicit]
- アーティスト: グリーン・デイ
- 出版社/メーカー: Reprise
- 発売日: 2013/12/03
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Rancid
パンク界のカリスマ、Rancidです。
今じゃすっかり釜爺のような姿になった、Tim Armstrong(ティム・アームストロング)
ですが、若い頃はそうとうカッコよかったんです。
歌は決して上手くない。でも味があって、むしろヘタ具合がパンクぽさを強調してる感じがして良いですよね。
あとRancidってセンスが半端ないと思うんですよ。
レゲエやらスカやらロックンロールを自分たちで消化した上で、パンクに昇華しているというか(しょうもない)
メロコアっていうよりかはパンクロック。
そしてカリスマ、Rancidを表すならこれです。
...And Out Come The Wolves (20th Anniversary Re-Issue)
- アーティスト: Rancid
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- 発売日: 2016/10/01
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Offspring
Green dayと共にメロコアブームを巻き起こした、Offspringです。
キャッチーすぎるほどキャッチーなメロディーで、知らん曲でも2番のサビに入る頃にはなんとなく歌えるほど。
ライブは抜群の安定度、例えるならカップヌードルのような「やっぱこれ!これ!」感と安心感。
おもしろflash世代には「DoooRaeMooon!!!!」の空耳でお馴染み&懐かしい『All I Want』など名曲が目白押しです。(クレイジータクシーのBGMでも使われてましたよね)
Blink182とはまた違ったおふざけっぷり、コミカルさで親しみやすいバンドです。
- アーティスト: オフスプリング
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- 発売日: 2016/12/02
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Bad Religion
メロコアの生みの親、Bad Religionであります。
見た目はおじいちゃんぽくなってますが、いざ曲が始まるとキレッキレッ!の演奏を見せます。
最後の開催となったPunk spring2017では、ほぼ休憩なしで1時間弱のステージを駆け抜けていきました。
レキシコンパンクの異名も待ち、その由来はネイティブの方でも辞書(レキシコン)を引かないとわからない歌詞から。
結成以来ぶれることなく、宗教的なものから哲学的なものまで、色々なことを私たちに問うてきます。
NOFX
Bad Religionが生みの親なら、確立させたのがNOFXといえるでしょう。
『Linoleum』を聴いて心が躍らない人は、メロコアにハマることはないと確信しています。知らんけど。
ベースヴォーカルのFat Mike(ファット・マイク)が社長を務めるレーベル『Fat Wreck Chords』からは、たくさんの名パンクバンドが生まれました。
1曲終わるごとにMC、1曲終わるごとにMCのライブスタイルは少々ダレるので、どうかと思いますが、高い演奏力と美しいメロディーでそれすらも帳消しというものです。
Ramones
続いては、「Hey Ho!Let's Go!」の掛け声とともに、歴史を変えた最重要パンクバンドRamonesです。
3コード、4コードに高速の8ビート。
デビューから最期まで、金太郎飴のごとしワンパターンぷりで駆け抜けていきました。
勢いだけなのかと思いきや、メロディーがキャッチーで聴きやすいんですよね。
特別なことは何もせず、パンクロックの力を最大限に引き出したバンドです。
No Use For A Name
すさまじいほどのグッドメロディー。
哀愁漂う、ヴォーカルTony Sly(トニー・スライ)の歌声。
怪物ぞろいの90年代パンクシーンにおいても、No Use For A Nameは一際特別なバンドであり続けました。
とにかくメロディーが美しく、アコースティックにも軽く耐える曲ばかりで、涙腺をガンガンに刺激してくるバンドだと思います。(それはトニーが亡くなったからっていう理由だけではないでしょう)
トリビュートアルバムを聴けば、いかにこのバンドが愛されていたかがよくわかります。
MxPx
気づけば彼らはそこにいた、MxPxです。
高校生からキャリアをスタートさせており、超ベテランといってもよいのですが、なぜかいつまでも若手というイメージがあります。
たぶんベースヴォーカルのMike Herera(マイク・ヘレラ)の見た目と曲がフレッシュであり続けているからなんでしょう。
クラウドファンディングで資金を募った、新アルバムは会心の出来。
MxPxここにあり、まだまだ老いてはいません。
イメージキャラクターを務める『ポキナッチャくん』に好感を持てば、今すぐあなたと私は友達。
Banner Pilot
今回の中では、確実に一番知名度がないバンド、Banner Pilotであります。
日本だけではなく、世界的にも有名とは言い難いのですが、一撃必殺のキラーチューンを数多く備えています。
というか、ラモーンズのごとくワンパターンなんで1曲気に入れば、全部いけるといっても過言ではないです。
彼らの魅力は、高速8ビートから生み出される熱く哀愁漂うメロディー。
ライブ映像を見なくとも、汗まみれのメンバーが演奏する姿が目に浮かぶようです。
もっと有名になってほしいので、ぜひどうそ。
まとめ
まだまだ紹介したいパンクバンドは山ほどなのですが、この辺にておひらき。